【男性編】浴衣の着付け方(動画付き)

夏になると花火大会や縁日、盆踊りなど浴衣を着て行くイベントが増えてきます。
男性の場合だと甚平を来たり、そもそも普段着で出かける方が多いと思います。
しかし、浴衣の女性と出かけるのであればぜひ男性も浴衣を来てみましょう!
浴衣の女性と浴衣の男性・・・
とても様になって素敵です!
今年の夏こそは浴衣の着付けをマスターして浴衣でお出かけしましょう♪

浴衣の着付けに必要なもの

浴衣(ゆかた)

浴衣(ゆかた)
自分のサイズにあったものを選びましょう。
ポリエステルや綿・麻など素材は様々です。

帯(おび)

角帯(かくおび)
浴衣の着付けでは写真のような角帯(かくおび)かやわらかい素材の兵児帯(へこおび)を用います。
角帯は両面に柄があり、2パターン楽しめるリバーシブルタイプがおすすめです。

肌着・ステテコ

肌着、ステテコ
浴衣の下に着用する和装肌着とステテコです。
和装肌着はVネックのTシャツでも代用可能です。(丸首・U首だと浴衣の衿から見えてしまうので×)
汗を吸って地肌と浴衣との間に隙間を作るため、素肌に直接浴衣を着るよりも涼しく感じられ、浴衣本体が痛むのも防ぎます。

こしひも

腰紐(こしひも)
腰を固定するために1本使用します。
素材は綿もありますが、ほどきやすさの面で絹やモスリン(毛)のものがおすすめです。

タオル

タオル
痩せ型の方はお腹周りにまいて体型の補正をすると、着姿が綺麗になります。
また、汗を吸い取る役目も果たしてくれます。

下駄(ゲタ)

下駄(ゲタ)
下駄はサンダルと違い、鼻緒の付け根が真ん中にあるため、小指が台からはみ出てしまいますがそれが正しい姿です。
ゴム底の下駄は衝撃を吸収してくれるため足が疲れにくいです。
最近は浴衣にサンダルを合わせる人も増えています。あまり形式にこだわらず好きなスタイルで楽しみましょう。

浴衣の各部位名称

浴衣の各部位名称

浴衣の着付け方を動画でご紹介

浴衣の着付け方

【STEP1】肌着を着る

汗を吸い取り浴衣の汚れを防ぐために肌着を着用しましょう。地肌に着るよりも浴衣がはり付かないので体感も涼しくなります。
痩せ型の方は着姿が綺麗になり、着崩れしにくいので胴回りをタオルで補正します。
浴衣の着付け方男性編STEP1

【STEP2】浴衣を羽織り、体の中心を合わせる

浴衣を羽織ったら左右の袖口を引き、浴衣の背縫い(せぬい)が背中の中心に来るようにバランスを調整します。
浴衣の着付け方男性編STEP2

【STEP3】左右の掛け衿をもって衿を合わせる

左右の掛け衿を持ち、体の前で合わせます。
この時、衣紋は抜かずに首につける様にします。
浴衣の着付け方男性編STEP3

【STEP4】下前、上前の順番で重ねる

最初に右手で下前の衿を持ち、体に重ねます。裾は地面と平行になるようにします。
浴衣の着付け方男性編STEP4-1
次に左手で上前の衿を持ち、下前の上に重ねます。
右手で腰骨のあたりを押さえて、上前がばらけないようにします。
浴衣の着付け方男性編STEP4-2

【STEP5】こしひもを結ぶ

左手でこしひもの中心をもって右手で上前を抑え、後ろで交差させて腰骨のあたりでギュッと結びます。
右腰あたりで蝶々結びをし、余った部分はこしひもに挟みます。
浴衣の着付け方男性編STEP5
これで浴衣の着付けは完成です。
浴衣の着付け方男性編STEP5-2

角帯(かくおび)の結び方【貝の口】

【STEP1】手先(てさき)をつくり、帯を巻く

帯の端20〜30cm程を半分に折ります(この部分を手先といいます)。
折り目が下に来るようにして左脇にあて、体に2〜3週巻きつけます。
巻く回数は帯の長さや体型によって調節してください。
浴衣の着付け:帯の結び方STEP1

【STEP2】余った部分を折り返して「たれ」を作る

巻き終わって余った部分を30cm程折り返し、帯の長さを調整しつつ「たれ」を作ります。
浴衣の着付け:帯の結び方STEP2

【STEP3】手先とたれをしっかりと結ぶ

手先を取り出し、たれとしっかり結ぶ。
この時、たれが上側、手先が下側になるように縦結びする。

浴衣の着付け:帯の結び方STEP3

【STEP4】貝の口を結ぶ

たれを下図のような三角形の形にして、そこへ手先を通し、両端を引っ張って結びます。

浴衣の着付け:帯の結び方STEP4

【STEP5】時計まわりに回して完成!

結び目を整え、帯を掴み反時計回りに回して完成です。
結び目を背中の中心よりも右か左へ少しずらした位置にするのが『粋』な結び方です。
浴衣の着付け:帯の結び方STEP5

おわりに

最初は綺麗に着られなかったり、着崩れしやすかったりすると思いますが、
何回か練習すれば綺麗に着付けできるようになります。
男性の浴衣姿は普段着や甚平とは違ったワンランク上のかっこよさがあります。
ぜひ今年の夏は浴衣の着付けをマスターしてお出かけしましょう。
浴衣の着付け

株式会社上田嘉一朗商店五代目 上田謙一郎
Webマガジン担当:上田謙一郎
Profile:1988年12月24日生まれ(やぎ座のO型)
上田嘉一朗商店創業者で、東京オリンピック時に選手村で『きものショー』を開催し外国選手にきものの素晴らしさを伝えた上田美枝の曾孫。東京都杉並区に3人兄弟の真ん中として生まれる。
大学卒業後、2年間の大阪での修業を経て、2014年4月に入社。以来、新たな事業への挑戦と改革を行っている。
好きな食べ物はブロッコリー、苦手なものは満員電車。趣味は映画鑑賞。

上田嘉一朗商店は創業100周年を迎えました

東京日本橋横山町の巨大現金問屋上田嘉一朗商店は、5000種類以上の和装商品を取り扱い、常時3万点以上在庫している日本橋馬喰町の老舗問屋です。
1920年(大正9年)、和装の卸から始まった当社は、多くの和装商品を取り扱うだけでなく、自社で和装に関する下着や小物の開発・製造も行ってまいりました。
2020年に創業100周年を迎え、現在は実店舗オンライン(ウエダウェブ)で展開しています。

80年前の上田嘉一朗商店(1940年)

80年前の上田嘉一朗商店(1940年)

店舗(小売店)様向け:店舗・オンラインストア情報

上田嘉一朗商店(東京日本橋横山町 実店舗)

和装品だけでも4万点以上の品ぞろえで、都内随一取り揃えております
東京近辺の方は、ぜひ一度ご来店ください。

東京都中央区日本橋横山町8-9
03-3663-2511
営業時間:9:00-17:00 (月~金) 9:00-13:30(土)
定休日:第2, 第3, 第4 土曜、日曜、祭日
(午後閉店日や売出し期間などは営業日・時間が異なります。
詳しくはお問い合わせください
上田嘉一朗商店外観

ウエダウェブ(上田嘉一朗商店オンラインストア )

ウエダウェブ:大正九年創業の和装問屋が運営する卸売専用ショップ

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