長時間でも着崩れせずに苦しくない!子供浴衣の着付け法(動画付き)
夏になるとお祭りや花火大会等、浴衣を着ていく行事が増えてきます。
甚平であれば洋服と同じ感覚で着せることができますが、
おしゃれをしたい女の子は浴衣をきたいものです。
今回の記事では長時間着ていても苦しくならず、着崩れしにくい着付け方法を紹介しています。
動き回るお子様だからこそ、キチンと着付けてあげましょう!
日本橋で100年近く和装に携わってきた老舗問屋・上田嘉一朗商店が、初心者の方に向けて動画・文章・画像でわかりやすくご紹介します。
こどもゆかたの各部位名称
子供浴衣は基本的には大人浴衣と同じつくりになっています。
違いはつけ紐が付いている点と、おはしょりをしなくて良い様に裾上げと肩上げがされている点です。
市販されている浴衣は身長別に売られていますが、お子様の体型によっては
袖(そで)や裾(すそ)が長すぎたり短すぎたりすることがあるので注意が必要です。
近くの呉服屋さんで浴衣を購入すると、「肩上げ・裾上げ」をサービスしてもらえることがあるので、
事前に確認しておくと良いでしょう。
子供浴衣の着付け方を動画でご紹介
子供浴衣の着付け方
はじめに
上述しましたが、まずは浴衣がお子様の体型に合っているか確認しましょう。
大人と違ってジャストサイズで着るものなので、袖・裾の長さを確認してください。
STEP1:浴衣を羽織って衿を合わせる
まずは浴衣を羽織ります。この時、背中の中心と浴衣の背縫いの
部分を合わせてください。次に、下前→上前の順で重ねます。衿は
喉元が隠れるぐらいの場所で合わせてください。(下図参照)
STEP2:身八ツ口につけ紐を通す
身八ツ口(脇のあたりの穴)へ右のつけ紐を通します。背中で
左の付紐とクロスさせて前側に持ってきます。
STEP3:クロスしたつけ紐を胸の下で結ぶ
前に持ってきた付紐を胸の少し下で縛れば完成です。余った部分は
紐の間にしまっておきましょう。
この時、背中のシワを伸ばしておきます。
次は帯の結び方です。
兵児帯(へこおび)の結び方
はじめに
下図のように、おなかに当たる部分へ手拭い等で芯を作っておく
と、型崩れしにくく完成形も綺麗になります。
STEP1:帯を胴へ巻き付ける
手拭いの芯部分をおなかに当てて、反時計回りに2回巻き付けます。
この時、後ろから見て左側を下にして巻き付けます。
帯の幅の目安は身長135cmに対して約14cmです。
STEP2:蝶々結びをする
背中側で蝶々結びをする。この時、タレが余っていれば結び目の
下から入れて、結び目を隠すように被せれば完成です。
まとめ
いかがでしたか?
最後に子供浴衣の着付けについておさらいしておきましょう。
- 子供浴衣の着付け方:まとめ
- その1.お子様の体型に合ったサイズを準備する
その2.背中の中心を合わせて衿を喉のあたりに合わせ、つけ紐を結ぶ
その3.芯代わりに手拭い等を入れた兵児帯を反時計回りに2回胴に巻き付け、後ろで蝶々結びをする
コツをつかんで、お子様と一緒に夏祭りや花火大会へでかけましょう。
Author Profile
上田 謙一郎
1988年12月24日生まれ(やぎ座のO型)
上田嘉一朗商店商店創業者、上田美枝のひ孫で東京都杉並区に3人兄弟の真ん中として産まれる。
大学卒業後2年間の大阪での修業を経て、2014年4月に入社。以来、新たな事業への挑戦と改革を行っている。
好きな食べ物はブロッコリー、苦手なものは満員電車。趣味は映画鑑賞。